リシュマム入園グッズストーリー 第一話『親子 おそろい はぐくむ』
2022年度のリシュマム新入園“親子おそろい入園グッズ”
商品に込めた想いを担当デザイナーへインタビューしました。
2021.10.8
2022年度のリシュマム新入園“親子おそろい入園グッズ”
商品に込めた想いを担当デザイナーへインタビューしました。
こんにちは!
リシュマムONLINE SHOPのあかまつです。
“リシュマム入園グッズ”は多くのご家族に愛用いただき、今年で16年目を迎えることができました。
使用してくださったお客様の声をもとに毎年小さな改良を加えつつ、約5年ごとにデザインも含めてリニューアルを行っています。そして2022年度より、これまで好評をいただいている「シンプルな見た目」「長く使ってもらえるしっかり縫製」を大切に残しつつ、新コンセプト「親子おそろい」の想いを込めた新デザインが登場します。
リニューアル登場を記念して新入園グッズに込めた想いやこれまでのリシュマムの入園グッズの歴史を、リシュマムスタッフやデザイナー、生産部門のスタッフなど製作に関わったたくさんの人と話しながらひも解いていきます。
入園グッズを検討中の方だけでなく、入園ではないけどリシュマムのことが好きという方にも楽しんでいただけるような内容で更新をしていきますので、リシュマムを知るよみものとしてお楽しみくださいませ*
記念すべき第一回は『親子おそろいが生まれたわけ』としてママさんデザイナーである“太田リーダー”とリシュマム実店舗の“いとう店長”の対談の様子をお届けします^^
まずは太田リーダーのプロフィールを▼
4歳の息子と2歳の女の子の2児の母。
2012年4月に株式会社リシュラへ入社。
リシュマム商品のデザインを担当する企画開発課のスタッフとして
“こびとセット・ひつじセット”“入園グッズ(いっちょまえデザイン)”などを生み出す。
2度の産休育休を経験し、
2021年4月に復帰をしてリシュマム企画室のリーダーとしてばりばり活動中。
リアルママとしてのママ目線や、徹底した市場調査でリシュマムの商品を多く生み出しています♪
▶改まって話すということでちょっぴり緊張な2人。対談は和やかに進んでいきました*
―(いとう店長)まず初めの質問ですが、復帰して早々リシュマムの入園グッズを手掛けることについてどうでしたか。
(おおた)
1人目の子の育休に入る前に手掛けた入園グッズが
5年の時を経てリニューアルをかけることとなり、
自分の関わったものがまた生まれ変わろうとしていることにびっくりしています。
―ご出産前ですもんね!日に日にお腹が大きくなっていってた太田さんが懐かしいです。
あの頃はまだ自分に子どももいなかったので、
幼稚園保育園に子どもを入れた経験のある先輩ママさん達に
「入園前はどんな気持ちでしたか?どんなところに困っていましたか?」と
しつこいほど聞いて商品に落とし込んだことを覚えています。
▶2017年度からの大人も持ちたくなるシンプルでいっちょまえなデザイン。
このデザインの誕生秘話についてもまた別の回で詳しくご紹介します*
―私が入社した時に初めて見て、
いい意味で「子どもっぽくないデザイン」と思ったことを覚えています。
嬉しいことに“いっちょまえなデザイン”と
ヒアリングして落とし込んだ仕様は多くの方に褒めていただきました。
その後自分の子どもが生まれて保育園で使ってみて
ママ目線で気づいたこともたくさんあり、
今回はその気づきももとによりリアルな声を反映させてもらいました。
―どのようなところに改善の余地を感じましたか?
これは現メンバーがすでに改善に向けて動いてくれていたのですが、
“洗いやすさ・乾きやすさ”も実生活の上で大事なポイントだということに気付きました。
前回は巾着類にニット生地を使っていて、
水を含んだときに少し重く乾きにくかったんですよね。
通園グッズははお洋服と違って替えもなく
「早く乾いてほしい」というママの小さなお困りごとがあったので、
新モデルではここの改良を行うことが出来ました。
▶改良したお弁当袋。外布は乾きやすく、内布は撥水加工で安心です。
―ママさんとして実際に使ったからこそ気づける、潜在的なニーズという気がしますね!
そうですね*
もう一つ今回の改良ポイントで注目して欲しいのが巾着類の「耳」(つまみ)の部分です。
別でママバッグの市場調査をしていた時、アウトドア系のバッグで開けやすいように耳がついているものがありました。
―「耳」ですか??
息子が巾着を開け閉めするときのことを思い出し、
巾着の口に指を入れて開けるという作業が繊細で少し力もいるし大変そうでした。
この耳が実際に子ども用のアイテムにあれば絶対喜んでもらえる!と思い。
▶癖になる開けやすさはぜひ試してほしいです♪
―今回のコンセプトは“親子おそろい”ですが、そのアイデアはどこから来ましたか。
このコンセプト自体はリニューアル当初からあったわけでなく
モデル撮影をしているときにふと気づきました。
新デザインもすっごく可愛くて大人も持てるデザインだと思ったんですよ。
そして自分が復職をして下の子も入園するということを考えると
子ども達が完全に自分から離れることになり、
子どもが成長していくことに私自身も少しの寂しさを感じたんです。
▶そのときの撮影の様子。
成長してそばから離れていく寂しさも感じつつ、
「成長する子どもたちに何かしてあげれないかなぁ」とずっと考えていました。。。
ちょうど上の子が年少さんに上がるタイミングだったんですが、
うちの保育園のルールに「おもちゃを持ってきてはいけない」というものがあるんですよね。
息子が3歳未満児クラスまでは行き渋るときに
保育園のなかには持ち込まないという約束で門まではおもちゃを持って行っていたんです。
でも年少さんからは“ルールを守る大切さ”も伝えていくためにおもちゃ持っていくことを禁止にしました。
▶息子君が大好きな大好きなキャラクターのおもちゃ。持って行くことが登園のモチベーションにもなっていた。
でもやっぱり家を出る時におもちゃの持ち出しもだめって言ったら、
やっぱり怒って泣いて、どれだけ説明をしてもとても悲しんでいました。
その時たまたま靴下がおそろいだったので
「見て、この靴下ママとおそろいだよ!」と伝えると、
はっと顔色がかわったんですよね。
そうしたら嬉しそうに家を出てくれて、
先生にも「今日靴下いっしょなんだよ!」と伝えていました。
―ママとおそろいが先生に自慢したくなるほど嬉しかったんですね*
▶玄関でやり取りも家族にとって大切な思い出に。
ベビー・キッズのデザインをしていると
「やっぱり子どもの好きなものはキャラクターだけど
どうすれば子どもの好きなものを
キャラクター以外でデザインに落とし込めるんだろう」
と常に考えてるんです。
キャラクターはいつか卒業していくので長く使って愛され続けるものをずっと探していました。
ここで息子がママとおそろいで喜んでくれたのを見て
「子どもが好きなものってママ(私)なんだ!!!」ということを改めて気づかされました。
―「キャラクターと同じぐらい好きなものは親」ということをお子さんが教えてくれたんですね。
そうなんですよね。
子ども自身はいつも「ママ大好き」「パパ大好き」って伝えてくれているんですけど、
正直キャラクターを越えるとは思っていませんでした。
・おそろいの入園グッズがあれば子どもは安心して外に行くことができる
・おそろいの入園グッズがあればママ(私)の寂しさも埋めることができる
と思ったことから入園グッズに“おそろい”を取り入れようと決めました。
―おそろいアイテムはどのようなものがありますか?
今までの入園グッズに追加して今回提案したものが
ママがおそろいで使ってもらえる“ママバッグ(商品名:おそろい2WAYショルダー)”と
パパにも使ってもらえる大人サイズの“お弁当袋”を製作しました。
▶向かって右がおそろい2WAYショルダー(ショルダー着脱可能です。)
▶お弁当袋(大人サイズ)
―可愛いです!お弁当袋には「ぱぱ」って名前が入っているんですね。
ここの文字は自由に選べるんですが「ぱぱ」だったり「とと」だったり
家庭に合わせて呼び方で入れてもらえるといいなと思います。
もちろんパパだけでなく「じいじ」「ばあば」「おかあちゃん」など
家族みんなで入れて使ってもらえると嬉しいです。
―ぱぱとおそろいなんて、絶対お父さん嬉しいですよ!
世の中にママとおそろいのものはたくさんあるんですけど、
パパとおそろいのものが少ないことに気づきました。
ママのように小物を使う機会が少ないのですが、
会社の食事の時間などに「今頃〇〇もご飯の時間かなぁ」と思いながら
自分のお弁当袋を開くシーンが生まれたらいいなって思いました。
▶こちらのお弁当は太田リーダー作。親子おそろいで並んだお弁当が可愛いです♡
―ちなみにベージュはこれまでになかった新色ですよね!
これも私の希望の一つです。
入園グッズの市場調査をしていると、
世の中にベージュのお洋服などナチュラルなものは増えてきているけど
入園グッズはまだまだTHE男の子のモノ、THE女の子のモノが多いことに気づきました。
そこで今まで入園グッズを買ってくださった方から好評だった「飽きが来ない。長く使える」デザインに、
ベーシックな色を入れることでよりリシュマムらしい提案ができるようになりました。
―家族でおそろいで持ちやすい色味なのもいいですね♡
▶新色のベージュ。ナチュラルな色味は選択肢の幅が広がります。
―それでは最後に入園を控えている皆さまへメッセージをお願いします。
おそろいの入園グッズによって
「ママがそばにいるときに感じられる安心感を、
ママと離れていたときにも感じられるように」なってほしいと思っています。
これは我が子や全国のお子さんに対する思いでもあるんですけど、
実はママパパへ「安心していいんだよ。頑張れ」のエールにもなって届いてほしい、
そんな家族全員への思いを込めました。
私と同じように仕事復帰の時や子どもが園に入っておうちで過ごす時、
親子が離れる時間がそれぞれの家庭のタイミングでやってくると思います。
そのときに心が整っている子ってほぼいないと思うんですよ。
実はそこは親もいっしょで子どもの準備をしながら
うちの子は大丈夫かなという不安な気持ち、自分の生活の両立もできるのかな、
という不安がたくさんあります。
そこで子どもとパッと手を離すのでなく、
ママ・パパと手を繋いでいる状態できゅっと握りしめてスタートしてほしい。
その子のタイミングで手を離すときが来るので、
それまではぎゅっと握っていられるアイテムであってほしい。
毎日家から出て行って離れているときもふと家族を感じて思い出す。
そして家に帰り親と子、おそろいグッズが集まり家族の絆が深まりますように。
お客様からのおそろいエピソードもお待ちしております。(おおた)
*****************
いかがでしたか?
第一回では「ママの目線」「リシュマムらしい提案」をもとに
新入園グッズのデザイナーとして関わった太田リーダーに話を聞いてみました♪
第二回・第三回ではリシュマム入園グッズの歴史の部分にフォーカスをしてご紹介していきます。
次回の更新を楽しみにお待ちくださいませ^^
もっとこういう話が聞きたい!ということがあればぜひご連絡くださいね。
話し手:リシュマムデザイナー おおた
聞き手:リシュマム実店舗店長 いとう
編集 :リシュマムONLINE SHOPあかまつ
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晴れの国岡山出身
リシュマム唯一男性社員として奮闘してます。笑
昔から子どもと遊ぶのが大好きで
リシュマムでも隙あらば子どもと遊ぼうとしています。
休日は基本的に読書をしているので、
おすすめの本があったらぜひ教えてください*
出産祝い・一歳誕生日などの行事のマナーをご紹介します。
リシュマムのものづくりについて、リシュマムデザイナーの想いや工房スタッフのこだわりをお伝えします。
広島のリシュマム実店舗の情報や日々のコトを個性豊かなスタッフがお伝えします。
子どもとの新しい毎日、新しい発見の日々をママライターがお伝えします。
「こんな商品があったらいいな」みなさまから届いた声をご紹介。素敵なideaはリシュマムがかたちにします。
日々の暮らしの中にある小さなgood story。みなさまから届いた心温まるgood storyをご紹介します。
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