名入れベビーリュック
誕生Story

「もらったら絶対うれしいですよ!」
名入れベビーリュックはママ職人さんの
この一言から生まれました。
リシュマム モノづくりの原点
私たちの出発点は、
たったひとつの「もったいない」でした。
リシュマムのモノづくりの原点は、1993年創業の姉妹店「コドモ古着百貨リシュラ」。
ある日、 お客様から買取りをした花柄のワンピースに、小さな穴が見つかりました。
店頭には並べられない。けれど、あまりにも可愛くて捨てられない――。
「この可愛い布を、もう一度生かしたい」
その想いから作ったキッチンクロスが、リシュマムのオリジナル商品第一号になったのです。
布を無駄にせず、大切に命を吹き込む。
そんな想いから始まったものづくりを積み重ねて、2006年に「ママとベビーへ贈りモノ リシュマム」が誕生しました。
ママへの贈り物
オリジナルマザーズバック
オープン当初、リシュマムで多くのママに選ばれていたのは「マザーズバッグ」でした。
がんばる自分へのご褒美に、そして大切な贈り物として――。布のぬくもりに包まれたバッグは、たくさんのママに喜ばれました。
「次は、赤ちゃんも一緒に喜べる贈り物をつくりたい」
ママとベビーが並んで使える、布のあたたかみをそのまま伝えられるアイテムを――。
そうして浮かんだのが「ベビーリュック」だったのです。
「名前」を入れるということ
子どもの名前は親から子どもへの“初めてのプレゼント”
当初のベビーリュックは、パッチワークを施しただけのありふれたデザインでした。
『可愛いけれど、これでは心に残る贈り物にはならない…』
そう思い、試しにふたへ大きく子どもの名前を入れてみました。
ちょうど居合わせた育児中の職人さんが、そのリュックを見て言ったのです。
『こんな風にお名前が入ったリュックをもらったら絶対うれしい!!』
『だって、箱を開けたとき、子どもの名前が目に飛び込んでくるんでしょ?絶対うれしいですよ!』と。
「健やかに育ちますように」
わが子の幸せを願う深い思いが込められた“お名前”。それは、パパとママから愛するベビーへ贈る、最初のプレゼントです。
親にとっても、子どもにとっても、かけがえのない大切な宝物。
だからこそ、リュックに大きく名前が入っている――。そのことが、親子にとってこんなにも嬉しいことなのだと、改めて気づかされました。
開発期間は約2年
ママの声を聞きながら何度も作り直しました
「名入れベビーリュック」を形にしようと決めてから、ベビー専門店に何度も足を運び、育児雑誌を片っ端から読み込み、リシュマムの店舗ではスタッフやお客様の声に耳を傾け続けました。
そうして見えてきたのは――
「ママは赤ちゃんっぽすぎるデザインではなく、自分が持っても違和感のない“おしゃれさ”を求めている」ということ。
赤ちゃんだけでなく、ママにとっても嬉しいデザインでなければならない。
その気づきが、私たちのものづくりを大きく前へ進めてくれました。
「赤ちゃんらしい」だけじゃなく、
ママの毎日にもしっくりくるデザインを届けたい。
その想いから始まった試作は、気づけば毎日のように続いていました。
柔らかさを感じるニット生地を選び、柄は誰もが親しみやすいボーダーを。
太さや間隔、色味まで細かくこだわり、市販では見つからずに、ついにはオリジナルの生地から開発することに。
背負った姿が一番可愛く見えるサイズ感、ふっくらとしたフォルム、そして大きなお名前が映えるフタ――。
サンプルを作っては、職人さんやお客様のお子さんに背負ってもらって何度も改良を重ね、「世界にひとつのリュック」が形になっていきました。
名前の入れ方にもこだわりました
ふわふわした手触りのリュックに合わせて赤ちゃんの大切な“お名前”をどう表現するか――。
リュックに合うように選んだのは、ぬくもりあるフェルト生地。
色味も試作を重ね、落ち着きのある「こげ茶」にたどり着きました。
カラフルなものよりも、名前そのものの愛しさが際立つとともに、大人っぽく仕上げることで、ママ・パパのファッションにも自然に溶け込みます。
文字の大きさや太さも、一文字ずつ職人と調整。「お名前がもっとも可愛く映える形」を追い求めました。
そして2年の歳月を経て、2010年9月。ついに「名入れベビーリュック」が誕生したのです。
リシュマムの名入れベビーリュックは
現在も進化中です。
名入れベビーリュックは、発売当初こそなかなか広まりませんでした。
けれど、お誕生日や出産祝いの贈り物として、少しずつ少しずつ広がっていき、口コミが背中を押してくれました。
気づけば、これまでに36万人のベビーに届き、ご家族の大切な思い出の一部になっています。
数が増えた今も、縫製や名入れを担う職人さんがひとり、またひとりと加わり、すべてを手づくりで仕上げています。
さらにお客様の声や時代に合わせて、デザインのバリエーションや仕様も少しずつ進化してきました。お客様の「毎日いっしょにお出かけしています」という声に支えられ、名入れベビーリュックは今もなお成長を続けています。
またこうした感想とともにリュックを背負ったお子様の画像も毎日届いており、
スタッフはもちろん、名入れの職人さんにもとても励みになっています。
毎日届くお客様からの感想やご意見、ご要望やアイデアを拝見するたびに、
「名入れベビーリュック」は本当に多くの方に愛されている商品なのだと実感します。
そうした声にお応えしていくことが私たちの責任であり、
この名入れベビーリュックを愛してくださる方々への恩返しだと思っています。
リュックをお届けした皆様に、思い出に残るgood storyが生まれますように。
そのお手伝いが少しでもできればと願っています。
そしてリシュマムの名入れベビーリュックはこれからもまだまだ進化し続けていきたいと思います。